I. 冷媒軽微不足
吸入温度:高め、過熱度高
吐出温度:著しく高い
高圧:わずかに低い
低圧:低い
着霜状態:蒸発器後半に着霜なし、吸入戻り配管に着霜なし
症状概要:冷房効果不良、冷風不足、配管着霜なし
II. 冷媒重度不足(お問い合わせのケース)
吸入温度:逆に低い
吐出温度:高から低へ低下
高圧:非常に低い
低圧:急激な低下
着霜状態:エバポレーターの前端に着霜し、後半分で融解し、吸入戻り管が冷たくなり、結露することさえある
原理:圧力崩壊 → 飽和蒸発温度の急激な低下 → 吸入温度の低下
III. 冷媒不足 + オリフィス絞り不良
吸入温度:極めて高い
吐出温度:極めて高く、過熱保護を起こしやすい
高圧・低圧:両方とも低い
着霜:蒸発器入口付近にわずかに着霜
IV. 冷媒慢性不足による緩慢な漏れ
吸入温度:徐々に上昇
吐出温度:徐々に高温になる
低圧:月ごとにゆっくりと低下
性能:起動直後は良好に動作するが、運転中に徐々に冷えなくなる
V. 極度の冷媒不足(ほぼ枯渇)
吸入温度:非常に低く、外気温の下限近くまで低下
吐出温度:熱くならず
低圧:負圧に近い
リスク:オイル不足によるコンプレッサーのドライフリクション、焼損、軸焼き付き
記憶術式
軽度の不足は還気温度を上昇させ、重度の不足は圧力を急落させる。
飽和温度もそれに従って低下し、吸気は予期せず冷たくなる。
高圧と低圧の両方が低く、エバポレーターの半分が着霜しやすい。