潤滑油選定のポイント

異なる種類の潤滑油は、それぞれ異なる物理化学的特性を持ち、この違いがコンプレッサー潤滑油の品質のばらつきにつながります。現在、合成コンプレッサー潤滑油は一般的に鉱油よりも優れていると考えられています。合成コンプレッサー潤滑油の中では、エステル油が最も優れ、次にエーテル油、そして炭化水素合成油が続きます。シリコーン油は、通常の条件下でコンプレッサー潤滑剤として最も理想的ですが、特別な条件下では特に注意が必要です。合成油、半合成油、鉱油のいずれであっても、コンプレッサー油—特に合成油—は他の種類の油よりも冷媒との相性がはるかに良いことに注意することが重要です。それは潤滑される部品の表面を保護し、その後のプロセスや機器に害を及ぼすことはありません。合成油は高価ですが、その寿命は著しく長く、多くの場合、より良い潤滑性能を提供します。さらに、特定の用途では、潤滑油と圧縮ガスの間の化学反応を防ぐために合成油を使用しなければなりません。